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風力発電建設/風力発電メーカーについて

世界で風力発電の総累積導入量の多い国の順位は中国、アメリカ、ドイツ、スペイン。中国は2004年から6年連続で前年比2倍の成長を遂げ、2010年にはアメリカを抜いて累計導入量で世界一となる。新規導入量でも世界の46%を中国が占める。世界全体で日本はわずか約1.2%で12位。欧米や中国に比べて日本での風力発電の普及は遅く、日本の風力発電導入量は2011年3月で総設備容量は約245万kW。(標準的な原発1基の発電量は100万kW前後)。

世界の風力発電メーカーのシェア別でも:ヴェスタス、GE、ガメサ、エネルコンの欧米メーカーが2008年時点では4社で上位シェア60%を占めていたが、海外メーカーから技術供与を受けた中国メーカーが製造シェアを伸ばし、2010年には世界順位TOP10に4社が入るほど急成長した。
日本の風力発電メーカー:三菱重工業、富士重工業、日本製鋼所。

風力発電の設置工事の工期は、1基で約3~4ヶ月と工期が短く、比較的発電コストが安い。また二酸化炭素(CO2)の排出削減を見込めることから、日本でも導入が本格化しつつある。
風力発電の陸上輸送(日本通運)
世界では近年、洋上風力発電の建設が進む。日本も陸上から立地や輸送の制約のない海上での実証実験が始まる。東京電力とNEDOは千葉県銚子沖で洋上風力発電の実証実験を開始。

洋上風力発電は欧州が圧倒的シェアとなっており、国別シェアはイギリス、デンマーク、スウェーデン、ドイツ。特にイギリスは現在建設進行中の洋上風力発電の半分がイギリスで行われている。今後2016年までに欧州の洋上風力発電の建設ラッシュに伴い2000人以上のダイバーが必要であるとイギリスの専門機関が発表した。またイギリス政府は2020年までに32GW、7000基以上の洋上風力発電の設置計画を発表、事業規模は約13兆円。英国の全消費電力の1/3を賄い、世界中の風力発電企業の研究施設や製造拠点を集積させ、一大産業に発展させることを狙う。

世界の風力発電メーカー

Vestas Wind Systems / ヴェスタス (デンマーク)
世界最大の風力発電メーカー
世界市場の14.8%のシェアを誇る。(2010年単年度)
1945年設立。世界65ヶ国で導入され、41,000基以上の風力タービンを設置。

1979年から風力発電機を製造開始。

1995年から洋上風力発電(Offshore wind power)を設置開始。

2003年にNEG-Micon(デンマーク)を吸収合併し社名をVestas Wind Systems A/Sと変更。

2010年 南半球最大の風力発電所マッカーサー(Macarthur)で、3MW級の風力タービン140基受注。

2010年 世界最大の洋上風力発電所サネット(Thanet Offshore)が完成。
高さ115mの巨大な3MW風力タービンを100基設置。今後タービンを341基まで増設予定。

アメリカ最大級の風力発電所アルタウインドエナジー(Alta Wind Energy)で風力タービン190基受注。

2010年 世界最大のウィンドタワー製造工場をコロラドに建設。

Sinovel Wind / 華鋭風電 (中国)
世界第2位の風力発電メーカー
世界市場シェア11.1%(2010年単年度)、中国最大手の風力タービンメーカー。

2004年にFuhrlanderから技術供与を受ける。

2007年 世界シェア10位にランクイン。

2009年 世界シェア3位にランクイン。

2010年 GEを抜き単年度で世界シェア2位にランクイン。

2011年に約370億円を投じ、上海に風力タービン製造工場を建設。

2011年に中国初の6MW風力タービン製造。1基で6メガワットの容量を誇る、
世界最先端の風力発電機の開発が進んでおり、試作機が今年6月に完成予定。

GE Energy / ゼネラル・エレクトリック (アメリカ)
世界第3位の風力発電メーカー
世界市場シェア9.6%(2010年単年度)
1.5 MW Turbines(PDF) / 2.5 MW Turbines(PDF)

2002年 Enron Wind(エンロン)風力発電部門を買収した。

2009年 欧州最大の風力発電プロジェクト(Cogealac)に2.5MW風力タービン101基受注。

2010年 米国初の淡水湖の洋上風力発電で1000MW供給。(2020年完成予定)

2011年 Wind Tower Systems(ウィンドタワーシステムズ)から、100m以上の高い風力タワー
を可能にする次世代技術を取得。

Goldwind / 金風科技 (中国)
世界第4位の風力発電メーカー
世界市場シェア9.5%(2010年単年度)。
1998年設立。2008年の売上高は65億元で8年連続で売上高100%増を達成。
2009年の売上高は106億6650万元(約1334億円)

REpower(リパワー)から技術供与を受ける。

2005年に中国の国内シェア33%、世界シェア10位にランクイン。

2007年にVensys(ドイツ)を買収する。同年世界シェア8位にランクイン。

2011年にエチオピアに風力発電ユニット供給しアフリカ市場参入。

Enercon / エネルコン (ドイツ)
世界第5位の風力発電メーカー(2010年単年度)
1984年設立。ギアレス風力タービンが特長。

2002年 世界最大の風力タービン4.5MWを製造。2002年8月~2004年12月まで世界最大を誇る。

2003年-2005年 世界シェア3位にランクイン。

2005年 6.0MW風力タービン E-112。

2007年11月に世界最大の風力発電 E-126。風車1基で「7.5MW」の発電量を誇る、
巨大な風力タービンをドイツのエムデンに設置。この風力タービンは、回転翼の直径が127m、
タワーの高さが135m、発電量は1,800万kWh以上。

Suzlon Energy / スズロン・エナジー (インド)
世界第6位の風力発電メーカー
世界市場シェア6.9%(REpower分含む、2010年単年度)
1995年設立。インド最大手の風力タービンメーカー、インド国内では50%のシェアを占める。

2006年-2007年 世界シェア5位にランクイン。

2007年に下記のREpower Systems(リパワー社)を買収する。

2011年インドで風力発電プロジェクト 1000億円で受注(2013年完成予定)

Dongfang / 東方電気 (中国)
世界第7位の風力発電メーカー
世界市場シェア6.7%(2010年単年度)
風力、水力、火力、原子力の発電設備でも大きなシェアを持っており、原子力発電の
中国シェアは50%、水力発電設備では30%以上を占める。

2004年 REpower(リパワー)から技術供与を受ける。

Gamesa Eolica / ガメサ (スペイン)
世界第8位の風力発電メーカー
世界市場シェア6.6%(2010年単年度)。

2003年 Made社(スペイン)を買収する。

2004年-2006年 世界シェア2位にランクイン。

2009年 回転翼の直径128m、4.5 MWの大型風力発電機Gamesa G10Xのプロトタイプを発表。
G87-2.0MW(PDF)

2010年 ガメサ及びスペイン11社、世界最大級15MW風力タービンの共同開発開始(2020年完成予定)

2010年 スペイン国内の風力発電シェア50%を超える。

2011年 中国北部で600MWの風力発電プロジェクト共同開発。
中国の原子力発電大手、中国広東核電集団(China Guangdong Nuclear Power)と提携。

2011年 ガメサ、中国企業3社と風力発電の共同開発で提携。
龍源電力(Longyuan Power)、華潤電力(China Resources Power)、大唐集団新能源(Datang Renewable)

2011年 インドのキャパロ・エナジーから総計2ギガワット(20億ドル)の風力タービン受注。
納入を完了は6年後の予定。

REpower Systems / リパワーシステムズ (ドイツ)
ドイツ第3位の風力発電メーカー。ラインナップは1.5~5MWの5種類の風力タービンでリパワー社の
「5M」は現在、世界で最も強力な商業用タービンである。

2003年-2005年 世界シェア7位にランクイン。

カナダで300MW規模の風力タービン供給契約。風力タービン150基を供給
(2013年完成予定)

ドイツRWE社が295MW規模の洋上風力発電の建設にリパワーシステムズと契約。リパワー社製の
直径126mのローターを持つ「6MW」の風力タービン48基が設置される。(2013年完成予定)
洋上風力発電(ノルトゼーオスト風力発電所)

イタリア南部で3.4メガワット級の風力タービン13基を設置。2011年秋に建設開始。

Siemens Energy / シーメンス・エナジー (ドイツ)
世界第9位の風力発電メーカー
総合重電メーカーであるシーメンス社の風力発電部門。
洋上風力発電ではVestasに次ぐシェア。イギリスの風力発電における電力の約40%は、
シーメンス製の風力タービンが使われている。

1991年 世界初の洋上風力発電をデンマークに建設する。

2004年 デンマークのBonus(ボーナス社)を買収する。

2005年-2006年 世界シェア6位にランクイン。

Norsk Hydro(ノルスク・ハイドロ社)と共同開発をして、世界初の水面に浮かぶ風力発電が
北海で2009年に完成予定。

デンマーク沖合に2.3MWの風車を91基、総設備容量209MW。世界最大の洋上風力発電を建設。

2010年 アメリカ初の洋上風力発電(Cape Wind)にシーメンス製3.6MW風力タービンを130基採用。

2011年 イギリスに3.6MW風車を175基、総設備容量630MW~1,000MW建設。
完成すると世界最大の洋上風力発電になる見込み。Offshore wind(PDF)

三菱重工業(株) (日本)
日本を代表する重工業メーカー。

1980年 40キロワットの風車を製造開始。

1999年 1.0MW風力発電を製造(当時日本最大)

2004年-2005年 世界単年度シェア8位にランクイン。

2006年 2.4MW風力発電を完成(当時日本最大)、累計4,448基の風力発電を設置。

2008年 世界累積シェア9位にランクイン。

2010年 日本メーカー初の洋上風力発電に参入。5~8MW級の洋上風力タービンの開発試験を開始。

2010年12月に英アルテミス社(油圧ドライブ技術会社)を買収した。

2011年3月 1.0MW風車MWT62/1.0(ベストセラー機)は、このクラスで世界最高レベルの発電性能を
誇り世界で累計2,000基を突破。

2011年日本企業で唯一イギリスの大型洋上風力発電プロジェクト(Round 3 Project)に参画。
三菱重工、世界の洋上風力発電に挑む(日本経済新聞)

ALSTOM / アルストム (フランス)
1928年設立のフランスの総合重電メーカー。総合鉄道分野ではシーメンスと並びビッグ3の一つ。

2007年 ECOTECNIA , SL / エコテクニア社(スペイン)を買収して風力発電に参入する。

2011年 LMウィンドパワーと世界最大の風力タービンブレード(6MW級用)開発で提携

DeWind (ドイツ)
1995年ドイツで設立。

Nordex / ノルデックス (ドイツ)
1985年設立。世界34ヶ国で導入され、4,000基以上の風力タービンを設置。
1995年に1.0MWの風力タービンを製造開始。
2000年に2.5MWの風力タービンを製造。

Fuhrlander / ファーランダー (ドイツ)
2003年に下記Pfleiderer Wind Energy / フライデラー社を買収する。
Pfleiderer Wind Energy / フライデラーウインドエナジー (ドイツ)
Wind Tech/ウインドテック社(オーストラリア)を買収して設立するが2003年にFuhrlanderに買収される。
Zephyros / ゼフィロス (オランダ)
Lagerweyから分社。
Lagerwey the wind master / ラガウェイ (オランダ)
Wind Masterと合併する。

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